2017年8月17日 更新

佐川急便、余剰在庫の再流通化サービスを強化

廃棄される不良在庫、過剰在庫の課題をどう解決するか。これも大きな課題と言えます。

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Young Asian engineer or tec...

Young Asian engineer or technician smiling, warehouse blur background

廃棄される不良在庫は年間22兆円?!

お化けとか、昆虫とか、深海とか……人によって怖いものは様々なのです。しかし小売業に関係している人に限っていうならば、怖いものは在庫、それも不良在庫であるということは間違いありません。

なぜなら在庫は会計上は資産であるにも関わらず、売上に変わるまでは現金ではないからです。
山のように抱えてしまった不良在庫は会社の経営を圧迫するばかり。
だからアパレルなどは、期末になると仕入れ値を割った価格でも現金化するべくバーゲンに励むということになります。

まあ、どこかから物を仕入れている企業ならば在庫といってもたかが知れています。しかし、近年隆盛を極めている製造小売業、こちらの不良在庫とはどの様になっているのでしょうか?
製造している以上在庫もとんでもない事は間違いないはず。

しかし、お金にならないものはしょうがありませんから、最後には廃棄することになるのですが……この廃棄される在庫の量、国内全てを合わせれば年間で22兆円にも登るといいますから驚くばかりなのです。

不良在庫を販売する「リバリュー」

個人商店が主だった時代ならば、そんな不良在庫を専門に買取り格安で販売する「バッタ屋」と呼ばれる商売がありました。
しかし現代は個人商店が少なくなった分、小規模なバッタ屋さんでは対応しきれなくなりつつあります。

そんな時に登場したのが「リバリュー」です。リバリューは「B to Bモール」をネット上で運営することで販売の間口を拡大、不良在庫を買取り販売するという昔ながらの手口を現代化することに成功しました。

しかし、次にネックとなってきたのは物流の部分、大量の在庫を買取り、次のユーザーの手に渡すという工程の効率が、どうしても落ちてしまったというのです。

今も昔もネックになるのは物流のパート

そこで、リバリューが提携したのが物流のエキスパートである「佐川急便」。
リバリューが大量に買い付けてきた商品を、佐川急便が検品・分類、次のユーザーへ配達することで、業務がより効率化されたといいます。

こんな話を聞いて思い出すのは第二次世界大戦後の物不足の時代。
その原因は物が実際に足らなかったことではなく、戦争により物流網が破壊されたことによるという話。物流が機能していないだけで、生活の様々な部分に支障が出るという好例です。

古くあるバッタ屋さんの仕組みをITにより現代化させたリバリューも、ネックになっていたのが物流の部分、そこにマッチしたのが佐川急便。

アマゾンの物流でのゴタゴタでも明らかな通り、どんな業界でも、最後に頼るべきは物流だったりするようですね。
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